天使論は、「天使・サタン・悪霊論シリーズ」のひとつです。
天使論では、以下の4記事に分けて学んでいきます。
この記事は、天使論 (3) 天使の組織 を取り上げます。
具体的には、以下の4項目です。
❶ 天使の3階級
❷ ケルビム
❸ セラフィム
❹ 一般の天使
引用聖句は、必要に応じ、アコーディオン機能(▼)をクリックしてお読み下さい。聖句内の重要な用語は太字表示してあります。
天使の3階級とは?
天使には3つの階級があり、組織化されています。
上位の「ケルビム」、中位の「セラフィム」、そして下位の「一般の天使」です。
「一般の天使」は、「天使」と呼ばれることがほとんどですが、これは、「天使」という言葉が狭い意味で使われているのです。広い意味での「天使」は、ケルビムもセラフィムも一般の天使も含んだ霊的存在全体を指します。
それでは、階級ごとの天使たちを詳しく見ていきましょう。
ケルビムとは?
ケルビムとは、上位階級の天使たちのことです。ケルビムは、単数の場合は「ケルブ」と言います。
ケルビム(ケルブ)という名前には、「護衛」と「覆う」という2つの意味があります。
旧約聖書では、複数形では63回、単数形では27回言及されています。
ケルビムについて、以下の6点を見ていきましょう。
(1) ケルビムの容姿
(2) ケルビムの下の輪
(3) ケルビムによる御座の移動
(4) ケルビムとシャカイナ・グローリー
(5) ケルビムの彫刻
(6) サタンになったケルブ
(7) 新約聖書中のケルビム
ケルビムの容姿
エゼキエル書 1:5~14 では、ケルビムの容姿に関しての詳しい言及があります。ただし、すべての聖書箇所で同じという事ではありません。
* 人間のような姿(5 節)
*4つの顔(6 節)
* 人間・獅子・牛・鷲(10 節)
* 4つの翼(6 節)
* 足はまっすぐ(7 節)
* 足の裏は子牛の足の裏のよう(7 節)
* みがかれた青銅のよう(7 節)
* 人間の手が四方に出ている(8 節)
* 燃える炭、たいまつ、火のよう(13 節)
* 閃光のよう(14節)
エゼキエル書 1:5~14
1:5 その中に生きもののようなものが四つ現れ、その姿は次のようであった。彼らは人間のような姿をしていたが、6 それぞれ四つの顔と四つの翼を持っていた。 7 その足はまっすぐで、足の裏は子牛の足の裏のようであり、磨かれた青銅のようにきらめいていた。 8 その翼の下から人間の手が四方に出ていた。また、その四つの生きものの顔と翼は次のようであった。 9 彼らの翼は互いに触れ合っていて、進むときには向きを変えず、それぞれ正面に向かってまっすぐに進んだ。 10 彼らの顔かたちは人間の顔で、四つとも右側には獅子の顔、四つとも左側には牛の顔、さらに四つとも鷲の顔を持っていた。 11 これが彼らの顔であった。彼らの翼は上方に広げられ、それぞれ、二つは互いに触れ合っていて、もう二つはそれぞれのからだをおおっていた。 12 彼らはそれぞれ前を向いてまっすぐに進んだ。霊が進ませるところに彼らは進み、進むときには向きを変えなかった。 13 それらの生きものの姿は燃える炭火のようであり、たいまつのように見えた。火がそれらの生きものの間を行き来していた。火には輝きがあり、その火から稲妻が出ていた。14 それらの生きものは、閃光のように出たり入ったりしていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ケルビムの下の輪
ケルビムは移動することが出来ます。ケルビムの下には輪があり、その輪の中にケルビムの霊があります。その輪と共に移動するのです。
*いなずまのような速さで移動する(14節)
*翼の音は、大水のとどろき、全能者の声、陣営の騒音のよう(24節)
エゼキエル書 1:15~25
15 私がその生きものを見ていると、それら四つの顔の生きもののそばには、地の上にそれぞれ輪が一つずつあった。 16 それらの輪の形と作りは、輝く緑柱石のようで、四つともよく似ていた。それらの形と作りは、ちょうど、輪の中に輪があるようであった。 17 それらは四方のどの方向にも進み、進むときには向きを変えなかった。 18 その輪の周りの縁は高さがあって恐ろしく、四つの輪の周りの縁は一面、目で満ちていた。 19 生きものが進むときには輪もそのそばを進み、生きものが地上から上がるときには輪も上がった。 20 これらは霊が進もうとするところに進み、輪もまたそれらとともに上がった。生きものの霊が輪の中にあったからである。 21 生きものが進むときには輪も進み、生きものが止まるときには輪も止まり、生きものが地上から上がるときには輪も上がった。生きものの霊が輪の中にあったからである。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
聖句中の「生きもの」はケルビムのことです。
ケルビムによる御座の移動
ケルビムは、神の命令に従い、御座を運ぶために移動します。
*ケルビムの頭上には、天の御座が広がっている(22節)
「まばゆい水晶のような大空に似たもの」が「頭上高く広がっていた」とは、「神の御座」を指しています。
*一対の翼で体を覆う(23節)
*一対の翼を伸ばし移動する(23節)
*移動する時の翼の音は大きい(24節)
*御座からの命令で止まる時に、翼が垂れる(25節)
エゼキエル書 1:22~25
1:22 生きものの頭上には、まばゆい水晶のような大空に似たものがあり、頭上高く広がっていた。 23 その大空の下で、その翼が互いにまっすぐに伸び、それぞれ一対の翼が彼らをおおっていた。それぞれの一対の翼が彼らのからだをおおっていたのである。 24 彼らが進むとき、私は彼らの翼の音を聞いた。それは大水のとどろきのよう、全能者の声のようであり、そのどよめきは陣営の騒音のようであった。彼らが止まるときに、その翼は垂れた。 25 彼らの頭上にある大空から声があった。彼らが止まったとき、その翼は垂れた。
ケルビムとシャカイナ・グローリー
ケルビムの頭上はるか上には「神の御座」があり、「虹のよう」なシャカイナ・グローリー(神の栄光の顕現)が輝いていました。
エゼキエル書 1:26~28
1:26 彼らの頭上、大空のはるか上の方には、サファイアのように見える王座に似たものがあり、その王座に似たもののはるか上には、人間の姿に似たものがあった。 27 私が見ると、その腰と見えるところから上の方は、その中と周りが琥珀のきらめきのように輝き、火のように見えた。腰と見えるところから下の方に、私は火のようなものを見た。その方の周りには輝きがあった。28 その方の周りにある輝きは、雨の日の雲の間にある虹のようであり、まさに主の栄光の姿のようであった。私はこれを見て、ひれ伏した。そのとき、私は語る者の声を聞いた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ソロモンの神殿から、主の栄光の権限(シャカイナ・グローリー)が去るとき、ケルビムが関与します。
(この幻は、16年後のBC576年に成就しました。)
エゼキエル書 10:18~22
10:18 主の栄光が神殿の敷居から出て行って、ケルビムの上にとどまった。 19 すると、ケルビムは翼を広げて、私の目の前で地上から上って行った。出て行くとき、輪もそのそばについて行き、主の宮の東の門の入り口で止まった。イスラエルの神の栄光が彼らの上にあった。 20 彼らは、かつて私がケバル川のほとりで、イスラエルの神の下に見た生きものであった。私は彼らがケルビムであることを知った。 21 彼らはそれぞれ四つの顔と、それぞれ四つの翼を持っていた。その翼の下には人間の手のようなものがあった。 22 彼らの顔かたち、それは、私がかつてケバル川のほとりでその容貌と姿を見たとおりの顔であった。彼らはみな、前の方へまっすぐに進んで行った。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ケルビムの彫刻
*千年王国において、「神殿全体の周り」や「本殿の扉」には、ケルビムが彫刻されます。
(これらのケルビムには2つの顔。人間と若い獅子)
エゼキエル書 41:18~20
41:18 ケルビムとなつめ椰子の木が彫刻してあった。なつめ椰子の木はケルビムとケルビムの間にあり、それぞれのケルビムには二つの顔があった。 19 人間の顔は一方のなつめ椰子の木に向かい、若い獅子の顔はもう一方のなつめ椰子の木に向かい、このように神殿全体の周りに彫刻してあった。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
エゼキエル書 41:25
41:25 本殿の扉には、壁に彫刻されていたのと同じような、ケルビムとなつめ椰子の木が彫刻してあった。外側の玄関の間の前には木のひさしがあった。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
サタンになったケルブ
一人のケルブ(ケルビムの単数形)が、神に反逆しました。しかもこのケルブは、他のケルビムたちを治める立場にいたのです。反逆の結果、その立場を追われ、「サタン」と呼ばれる堕天使になり下がってしまいました。
言い方を変えると、「サタン」とは、「堕落したケルブ」ということになります。
エゼキエル書 28:14~16
28:14 わたしは、油注がれた守護者ケルビムとして あなたを任命した。 あなたは神の聖なる山にいて、 火の石の間を歩いていた。 15 あなたの行いは、 あなたが創造された日から、 あなたに不正が見出されるまでは、完全だった。 16 あなたの商いが繁盛すると、 あなたのうちに暴虐が満ち、 こうしてあなたは罪ある者となった。 そこで、わたしはあなたを汚れたものとして 神の山から追い出した。 守護者ケルビムよ。 わたしは火の石の間から あなたを消え失せさせた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
新約聖書中のケルビム
ケルビムに関しては、新約聖書では1回だけ、言及されています。
ケルビムは、幕屋の中にある「宥めの蓋」(なだめのふた)を覆います。
ヘブル人への手紙 9:5
9:5 また、箱の上で、栄光のケルビムが「宥めの蓋」をおおっていました。…….
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
続いては、セラフィムについて見ていきましょう。
セラフィムとは?
セラフィムとは、中位階級の天使たちのことです。セラフィムは、単数の場合は「セラフ」と言います。
セラフィム(セラフ)という名前は、燃えている者という意味です。
イザヤ書と、黙示録でのみ言及されています。
セラフィムについては、以下の3点を見ていきましょう。
(1) イザヤ書でのセラフィム
(2) 黙示録でのセラフィム
(3) セラフィムの関心ごと
イザヤ書でのセラフィム
セラフィムは、イザヤ書の中で、以下の特徴を持っていることが分かります。
*神の御座の周りにいる。
*6つの翼を持つ。
*神を褒めたたえる。
*神の僕を清める。
イザヤ書 6:2~3
6:2 セラフィムがその上の方に立っていた。彼らにはそれぞれ六つの翼があり、二つで顔をおおい、二つで両足をおおい、二つで飛んでいて、 3 互いにこう呼び交わしていた。 「聖なる、聖なる、聖なる、万軍の主。 その栄光は全地に満ちる。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
イザヤ書 6:6~7
6:6 すると、私のもとにセラフィムのひとりが飛んで来た。その手には、祭壇の上から火ばさみで取った、燃えさかる炭があった。 7 彼は、私の口にそれを触れさせて言った。 「見よ。これがあなたの唇に触れたので、 あなたの咎は取り除かれ、 あなたの罪も赦された。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録でのセラフィム
セラフィムは、以下の特徴を持っていることが分かります。
* 神の御座の周りにいる。(6節)
* 前もうしろも目で満ちている(6節)
* 顔の表情が異なっている。(獅子・雄牛・人間・鷲)(7節)。
* 6つの翼を持っている(8節)。
* 周りも内側も目で満ちている(8節)
黙示録 4:6~8
4:6 御座の前は、水晶に似た、ガラスの海のようであった。 そして、御座のあたり、御座の周りに、前もうしろも目で満ちた四つの生き物がいた。 7 第一の生き物は獅子のようであり、第二の生き物は雄牛のようであり、第三の生き物は人間のような顔を持ち、第四の生き物は飛んでいる鷲のようであった。 8 この四つの生き物には、それぞれ六つの翼があり、その周りと内側は目で満ちていた。そして、昼も夜も休みなく言い続けていた。 「聖なる、聖なる、聖なる、 主なる神、全能者。 昔おられ、今もおられ、やがて来られる方。」…….
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
*父なる神と子なる神とを絶えず礼拝している。
*天での礼拝を導く。
*賛美する。
黙示録 4:8~11
4:8 …….そして、昼も夜も休みなく言い続けていた。 「聖なる、聖なる、聖なる、 主なる神、全能者。 昔おられ、今もおられ、やがて来られる方。」 9 また、これらの生き物が栄光と誉れと感謝を、御座に着いて世々限りなく生きておられる方にささげるとき、 10 二十四人の長老たちは、御座に着いておられる方の前にひれ伏して、世々限りなく生きておられる方を礼拝した。また、自分たちの冠を御座の前に投げ出して言った。 11 「主よ、私たちの神よ。 あなたこそ 栄光と誉れと力を受けるにふさわしい方。 あなたが万物を創造されました。 みこころのゆえに、それらは存在し、 また創造されたのです。」
黙示録 5:8~10
5:8 巻物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老たちは子羊の前にひれ伏した。彼らはそれぞれ、竪琴と、香に満ちた金の鉢を持っていた。香は聖徒たちの祈りであった。 9 彼らは新しい歌を歌った。 「あなたは、巻物を受け取り、 封印を解くのにふさわしい方です。 あなたは屠られて、 すべての部族、言語、民族、国民の中から、 あなたの血によって人々を神のために贖い、 10 私たちの神のために、彼らを王国とし、 祭司とされました。 彼らは地を治めるのです。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
*裁きの告知をする。
黙示録 6:1
6:1 また私は、子羊が七つの封印の一つを解くのを見た。そして、四つの生き物の一つが、雷のような声で「来なさい」と言うのを聞いた。
新日本聖書刊行会 翻訳. 新約聖書 新改訳2017 (新改訳聖書センター) (p. 1042). (Function). Kindle Edition.引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 6:3
6:3 子羊が第二の封印を解いたとき、私は、第二の生き物が「来なさい」と言うのを聞いた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 6:5
6:5 子羊が第三の封印を解いたとき、私は、第三の生き物が「来なさい」と言うのを聞いた。私は見た。すると見よ、黒い馬がいた。これに乗っている者は秤を手に持っていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 6:7
6:7 子羊が第四の封印を解いたとき、私は、第四の生き物の声が「来なさい」と言うのを聞いた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 15:7
7 また、四つの生き物の一つが、七人の御使いたちに七つの金の鉢を渡したが、それには世々限りなく生きておられる神の憤りが満ちていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
セラフィムの関心ごと
イザヤ書と黙示録から、セラフィムの関心ごとが見えてきます。
彼らの関心ごとの中心は、「神の聖さ」と「礼拝」です。
また、自らの「謙遜さ」に関しては、翼で体を覆うという行為に表されています。
一般の天使とは?
「一般の天使」とは、下位階級の天使たちのことです。聖書の中で「一般の天使」は、「天使」と呼ばれています。
聖書には、一般の天使の中で、固有名詞を持った天使が出てきます。「ミカエル」と「ガブリエル」です。
それ以外にも無名の天使たちがいます。
それぞれを詳しく見ていきましょう。
(1) 天使ミカエル
(2) 天使ガブリエル
(3) 無名の天使たち
天使ミカエル
ミカエルという名は、「誰が神のようであろうか」という意味です。
天使ミカエルが以下のような特徴を持っていることが分かります。
*イスラエルを守護する天使長
*他の天使たちを率いる
ダニエル書 10:13~21
10:13 ペルシアの国の君が二十一日間、私に対峙して立っていたが、そこに最高位の君の一人ミカエルが私を助けに来てくれた。私がペルシアの王たちのところに残されていたからだ。 14 私は、終わりの日にあなたの民に起こることを分からせるために来た。その幻は来たるべき日を待たなくてはならないが。」 15 彼が私にこのことを語っている間、私はうつむいて黙っていた。 16 ちょうどそのとき、人のような姿をした方が私の唇に触れた。それで私は口を開いて話し出し、私に向かって立っていた方に言った。「わが主よ。私はこの幻によって苦痛に襲われ、力を保てなくなりました。 17 わが主のしもべが、どうしてわが主と話せるでしょう。私には、もはや力はなく、息も残っていません。」 18 すると、人のように見える方が、再び私に触れて力づけてくれた。 19 その方は言った。「特別に愛されている人よ、恐れるな。安心せよ。強くあれ。強くあれ。」その方が私にそう言ったとき、私は奮い立って言った。「わが主よ、お話しください。あなたは私を力づけてくださいましたから。」 20 すると彼は言った。「私がなぜあなたのところに来たか、知っているか。今、私はペルシアの君と戦うために帰って行く。私が去ると、見よ、ギリシアの君がやって来る。 21 しかし、真理の書に記されていることを、あなたに知らせよう。私とともに奮い立って、彼らに立ち向かう者は、あなたがたの君ミカエルのほかにはいない。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ダニエル書 12:1
12:1 その時、あなたの国の人々を守る大いなる君 ミカエルが立ち上がる。国が始まって以来その時まで、 かつてなかったほどの苦難の時が来る。 しかしその時、あなたの民で、 あの書に記されている者はみな救われる。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ユダの手紙 9
9 御使いのかしらミカエルは、モーセのからだについて悪魔と論じて言い争ったとき、ののしってさばきを宣言することはあえてせず、むしろ「主がおまえをとがめてくださるように」と言いました。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:7
12:7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルとその御使いたちは竜と戦った。竜とその使いたちも戦ったが、
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
天使ガブリエル
ガブリエルという名は、「神から出た力ある者」という意味です。
天使ガブリエルが以下のような特徴を持っていることが分かります。
*人間に神からの啓示を伝える
ダニエル書 8:15~27
8:15 私ダニエルは、この幻を見たとき、その意味を理解したいと願った。すると見よ、勇士のように見える者が私の正面に立った。 16 私は、ウライ川の中ほどから「ガブリエルよ、この人にその幻を理解させよ」と呼びかけている人の声を聞いた。 17 彼は私が立っているところに来た。彼が来たとき、私はおびえて、ひれ伏した。すると彼は私に言った。「悟れ、人の子よ。その幻は終わりの時のことである。」 18 彼が私に語りかけたとき、私は地にひれ伏したまま意識を失った。しかし彼は私に触れ、その場に立ち上がらせて、 19 こう言った。「見よ。私は、終わりの憤りの時に起こることをあなたに知らせる。それは、終わりの定めの時に関わることだ。 20 あなたが見た二本の角を持つ雄羊は、メディアとペルシアの王である。 21 毛深い雄やぎはギリシアの王であり、その額にある大きな角はその第一の王である。 22 その角が折れて、代わりに四本の角が生えたが、それは、その国から四つの国が起こるということである。しかし、第一の王のような勢力はない。 23 彼らの治世の終わりに、 その背く者たちが行き着くところに至ったとき、 横柄で017策にたけた一人の王が立つ。 24 彼の力は強くなるが、 自分の力によるのではない。 彼は、驚くべき破壊を行って成功し、 有力者たちと聖なる民を滅ぼす。 25 狡猾さによってその手で欺きを成し遂げ、 心は高ぶり、平気で多くの人を滅ぼし、 君の君に向かって立ち上がる。 しかし、人の手によらずに彼は砕かれる。 26 先に告げられた夕と朝の幻、 それは真実である。 しかし、あなたはこの幻を秘めておけ。 これはまだ、多くの日の後のことだから。」
27 私ダニエルは、何日かの間病気になったままでいた。その後、起きて王の事務を執った。しかし、私はこの幻のことで驚きすくんでいた。それを理解できなかったのである。引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ダニエル書 9:20~27
9:20 私がまだ語り、祈り、自分の罪と自分の民イスラエルの罪を告白し、私の神の聖なる山のために、私の神、主の前に伏して願いをささげていたとき、 21 すなわち、私がまだ祈りの中で語っていたとき、私が初めに幻の中で見たあの人ガブリエルが、すばやく飛んで来て私に近づいた。それは夕方のささげ物を献げるころであった。 22 彼は私に悟らせようとしてこう告げた。「ダニエルよ。私は今、悟りによってあなたを賢明にさせようとして出て来た。 23 あなたが願いの祈りを始めたとき、一つのみことばが出されたので、私はそれを伝えに来た。あなたが特別に愛されている者だからだ。そのみことばを聞き分けて、その幻を理解せよ。 24 あなたの民とあなたの聖なる都について、 七十週が定められている。 それは、背きをやめさせ、 罪を終わらせ、 咎の宥めを行い、 永遠の義をもたらし、 幻と預言を確証し、 至聖所に油注ぎを行うためである。 25 それゆえ、知れ。悟れ。 エルサレムを復興し、 再建せよとの命令が出てから、 油注がれた者、君主が来るまでが七週。 そして苦しみの期間である六十二週の間に、 広場と堀が造り直される。 26 その六十二週の後、 油注がれた者は断たれ、彼には何も残らない。 次に来る君主の民が、都と聖所を破壊する。 その終わりには洪水が伴い、 戦いの終わりまで荒廃が定められている。 27 彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、 半週の間、いけにえとささげ物をやめさせる。 忌まわしいものの翼の上に、荒らす者が現れる。そしてついには、定められた破滅が、荒らす者の上に降りかかる。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ルカの福音書 1:11~20
1:11 すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。 12 これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。 13 御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。 14 その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。 15 その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、 16 イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。 17 彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」 18 ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄りですし、妻ももう年をとっています。」 19 御使いは彼に答えた。「この私は神の前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この良い知らせを伝えるために遣わされたのです。 20 見なさい。これらのことが起こる日まで、あなたは口がきけなくなり、話せなくなります。その時が来れば実現する私のことばを、あなたが信じなかったからです。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ルカの福音書 1:26~38
1:26 さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。 27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。 28 御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」 29 しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。 30 すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。 31 見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。 32 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。 33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」 34 マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」 35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。 36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。 37 神にとって不可能なことは何もありません。」 38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
*将来の役割りを持っている
黙示録 8:2
8:2 それから私は、神の御前に立っている七人の御使いたちを見た。彼らに七つのラッパが与えられた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
天使ガブリエルは、七人の御使いたちのうちの一人です。大患難時代に、ラッパの裁きをもたらします。
無名の天使たち
聖書には、風や火や水をつかさどる無名の天使たちについても言及されています。
黙示録 7:1~3
7:1 その後、私は四人の御使いを見た。彼らは地の四隅に立ち、地の四方の風をしっかりと押さえて、地にも海にもどんな木にも吹きつけないようにしていた。 2 また私は、もう一人の御使いが、日の昇る方から、生ける神の印を持って上って来るのを見た。彼は、地にも海にも害を加えることを許された四人の御使いたちに、大声で叫んだ。 3 「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を加えてはいけない。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 14:18
14:18 すると、火をつかさどる権威を持つ別の御使いが祭壇から出て来て、鋭い鎌を持つ御使いに大声で呼びかけた。「あなたの鋭い鎌を送って、地のぶどうの房を刈り集めよ。ぶどうはすでに熟している。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 16:5
5 また私は、水をつかさどる御使いがこう言うのを聞いた。 「今おられ、昔おられた聖なる方、あなたは正しい方です。 このようなさばきを行われたからです。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
「天使の組織」のまとめ
この記事では、天使論 (3) 天使の組織 を取り上げました。
具体的には、以下の4項目です。
❶ 天使の3階級
❷ ケルビム
❸ セラフィム
❹ 一般の天使
天使の組織は、3つの階級で成り立っています。階級は、上位の「ケルビム」、中位の「セラフィム」、そして下位の「一般の天使」です。
ケルビム(単数:ケルブ)には、「護衛」と「覆う」という2つの意味があり、セラフィム(単数:セラフ)には、燃えている者という意味があります。
「一般の天使」は、「天使」と呼ばれることがほとんどですが、これは、「天使」という言葉が狭い意味で使われているのです。天使の中には、ミカエルやガブリエルのように、名前をもった天使もいれば、無名の天使たちもいます。
特に大事なことは、一人のケルブ(ケルビムの単数形)が、神に反逆し、「サタン」と呼ばれる堕天使になり下がったことです。よって、「サタン」とは、「堕落したケルブ」だと言い換えることが出来ます。
さて、この記事を通して、天使の組織に関して正しい理解が与えられたでしょうか。
あなたの信仰生活に、なんらかのお役にたてれば幸いです。

