サタン論は、「天使・サタン・悪霊論シリーズ」のひとつです。
サタン論では、以下の4項目に分けて学んでいきます。
この記事は、サタン論 (1) サタンの存在・名称 を取り上げます。
具体的には、以下の7項目です。
❶ サタンの存在
❷ サタンの名称(名前)
❸ サタンの称号(タイトル)
❹ サタンの別の呼び名
❺ サタンの動物的な呼び名
❻ 聖書でのサタンの言及
❼ 「サタンの存在・名称」のまとめ
引用聖句は、必要に応じ、アコーディオン機能(▼)をクリックしてお読み下さい。聖句内の重要な用語は太字表示してあります。
サタンは本当に存在する?
サタンは存在します。神のことばである「聖書」が、サタンの存在を明確に示しているのです。
旧約聖書の7つの書と、新約聖書の19の書で言及されています。
また、新約聖書のすべての著者がサタンの存在を認めています。さらに、福音書でのサタンの言及は29回にも及びます。しかもそのうちの25回は、イエス・キリストご自身が語っているのです。
それほど多く言及されているサタンですが、多くの「呼び名」があります。それらを知らなければ、サタンに関する言及だと気づくことができません。そこでまずは、サタンの名称(名前)、称号(タイトル)、そして動物的呼び名について押さえておきましょう。
サタンの名称(名前)は?
サタンは、4つの名称(名前)を持ちます。
(1) サタン
(2) 悪魔
(3) ベルゼブル
(4) ベリエル
サタン [英:Satan]
サタンという名前は、ヘブル語です。旧約聖書で19回出てきます。
サタンは、ギリシア語で「サタナス」と訳され、新約聖書で36回出てきます。「サタナス」の意味は、「反抗する者」、「敵対者」です。サタンは、「神の国」に敵対する国の、「リーダー」として君臨しています。
ちなみに、英語では「Satan」です。
ゼカリヤ書 3:1
3:1 主は、主の使いの前に立っている大祭司ヨシュアを私にお見せになった。サタンが彼を訴えようとしてその右手に立っていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:9
12:9 こうして、その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
悪魔 [英:Devil]
悪魔という名称(名前)は、新約聖書で35回出てきます。ギリシア語では「ディアボロス」で、「訴える者」、「中傷する者」を意味します。
ちなみに、英語では「Devil」です。
黙示録 12:9
12:9 こうして、その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ベルゼブル
ベルゼブルという名前は、もともとペリシテ人の偶像の名前「バアル・ゼブブ」からきたものです。それが転じて「ベルゼブル」となり、新約時代にはサタンを指す名称として使われるようになりました。
第二列王記 1:2~3
1:2 アハズヤは、サマリアにあった彼の屋上の部屋の欄干から落ちて重体に陥った。彼は使者たちを遣わし、「行って、エクロンの神、バアル・ゼブブに、私のこの病が治るかどうか伺いを立てよ」と命じた。 3 そのころ、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。「さあ、上って行って、サマリアの王の使者たちに会い、彼らにこう言え。『あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マタイの福音書 10:25
10:25 弟子は師のように、しもべは主人のようになれば十分です。家の主人がベルゼブルと呼ばれるくらいなら、ましてその家の者たちは、どれほどひどい呼び方をされるでしょうか。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マタイの福音書 12:24
12:24 これを聞いたパリサイ人たちは言った。「この人が悪霊どもを追い出しているのは、ただ悪霊どものかしらベルゼブルによることだ。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マタイの福音書 12:27
12:また、もしわたしが、ベルゼブルによって悪霊どもを追い出しているとしたら、あなたがたの子らが追い出しているのは、だれによってなのですか。そういうわけで、あなたがたの子らが、あなたがたをさばく者となります。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マルコの福音書 3:22
3:22 また、エルサレムから下って来た律法学者たちも、「彼はベルゼブルにつかれている」とか、「悪霊どものかしらによって、悪霊どもを追い出している」と言っていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ルカの福音書 11:15
11:15 しかし、彼らのうちのある者たちは、「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ」と言った。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ルカの福音書 11:18~19
11:18 あなたがたは、わたしがベルゼブルによって悪霊どもを追い出していると言いますが、サタンが仲間割れしたのなら、どうしてサタンの国は立ち行くことができるでしょう。19 もし、わたしがベルゼブルによって悪霊どもを追い出しているとしたら、あなたがたの子らが悪霊どもを追い出しているのは、だれによってなのですか。そういうわけで、あなたがたの子らがあなたがたをさばく者となります。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ベリアル
ベリアルという名前は、ヘブル語で、その意味は「無価値な者」です。
第二コリント人への手紙 6:15
6:15 キリストとベリアルに何の調和があるでしょう。信者と不信者が何を共有しているでしょう。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
サタンの称号(タイトル)は?
サタンは、多くの称号(タイトル)を持ちます。
(1) 暁の子、明けの明星
(2) 光の御使い
(3) 破壊者
(4) この世の君(この世を支配する者)
(5) 空中の権威を持つ支配者
(6) 不従順の子らの中に働いている霊
(7) この世の神(この時代の神)
(8) 悪しき者(悪)
(9) 悪霊のかしら
(10) 兄弟たちの告発者
(11)試みる者・誘惑する者
(12) 惑わす者
暁の子、明けの明星
サタンは、「暁の子、明けの明星」という称号を持ちます。
どれも「輝く者」であることを表現しています。
ちなみに、「ルシファー」がサタンの固有名詞だと思っている人がいますが、それは違います。
実は、ヘブル語とギリシア語の「輝く者」は、ラテン語訳聖書(ウルガタ)で「光をもたらす者(Lucifer)」と訳されました。その後英語聖書(欽定訳聖書)がそのまま採用したのです。
イザヤ書14:12
14:12 明けの明星、暁の子よ。 どうしておまえは天から落ちたのか。 国々を打ち破った者よ。 どうしておまえは地に切り倒されたのか。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ちなみに、サタンが光り輝いている事は、エゼキエル書28章からも読み取れます。参考になさって下さい。
光の御使い
サタンは、「光の御使い」という称号を持ちます。
第二コリント人への手紙 11:14
11:14 しかし、驚くには及びません。サタンでさえ光の御使いに変装します。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
破壊者
サタンは、日本語で「破壊者」という称号を持ちます。
「破壊者」は、ヘブル語の「アバドン」、ギリシア語の「アポリュオン」の日本語訳ということです。
ちなみに、サタンのことではなく「悪霊の長」だという説もあります。
黙示録 9:11
9:11 いなごたちは、底知れぬ所の使いを王としている。その名はヘブル語でアバドン、ギリシア語でアポリュオンという。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
この世を支配する者(この世の君)
サタンは、「この世を支配する者」という称号を持ちます。
ここでの「この世」は、ギリシア語の「コスモス」で、「神の国に対立する世の中」という意味です。単なる「世の中」ではなく、神に反する秩序・体制・価値観を含んでいます。
ちなみに、「この世を支配する者」は、「この世の君」と訳されている場合もあります。
ヨハネの福音書 12:31
12:31 今、この世に対するさばきが行われ、今、この世を支配する者が追い出されます。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヨハネの福音書 14:30
14:30 わたしはもう、あなたがたに多くを話しません。この世を支配する者が来るからです。彼はわたしに対して何もすることができません。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヨハネの福音書 16:11
16:11 さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたからです。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
空中の権威を持つ支配者
サタンは、「空中の権威を持つ支配者」という称号を持ちます。
ここでの「空中」は、宇宙空間を指します。宇宙空間は、サタンの現在の住みかです。サタンはそこで、権威ある支配者として、堕天使(悪霊ども)の上に君臨しています。
エペソ人への手紙 2:2
2:2 かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
不従順の子らに働いている霊
サタンは、「不従順の子らに働いている霊」という称号を持ちます。
霊であるサタンは、不信者に対して働いています。
エペソ人への手紙 2:2
2:2 かつては、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って歩んでいました。引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
この世の神
サタンは、「この世の神」という称号を持ちます。
ここでの「この世」は、ギリシア語の「アイオン」で、「時代」とう概念が含まれます。
第二コリント人への手紙 4:4
4:4 彼らの場合は、この世の神が、信じない者たちの思いを暗くし、神のかたちであるキリストの栄光に関わる福音の光を、輝かせないようにしているのです。
新日本聖書刊行会 翻訳. 新約聖書 新改訳2017 (新改訳聖書センター) (p. 751). (Function). Kindle Edition.引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
悪い者・悪(悪しき者)
サタンは、「悪い者」または「悪」という称号を持ちます。
この場合の「悪」は、ギリシア語で「ポネイロス」で、堕落した性質を強調しています。
ちなみに、「悪しき者」と訳す聖書もあります。
マタイの福音書 6:13
6:13 私たちを試みにあわせないで、悪からお救いください。』
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヨハネの福音書 17:15
17:15 わたしがお願いすることは、あなたが彼らをこの世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださる
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第二テサロニケ人への手紙 3:3
3:3 しかし、主は真実な方です。あなたがたを強くし、悪い者から守ってくださいます。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第一ヨハネ 5:18~19
5:18 神から生まれた者はみな罪を犯さないこと、神から生まれた方がその人を守っておられ、悪い者はその人に触れることができないことを、私たちは知っています。 19 私たちは神に属していますが、世全体は悪い者の支配下にあることを、私たちは知っています。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
悪霊のかしら
サタンは、「悪霊のかしら」という称号を持ちます。
悪霊の数は天使界の三分の一にも及ぶので、聖句内では、複数形で「悪霊どものかしら」となっています。
マタイの福音書 12:24
12:24 これを聞いたパリサイ人たちは言った。「この人が悪霊どもを追い出しているのは、ただ悪霊どものかしらベルゼブルによることだ。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ルカの福音書 11:15
11:15 しかし、彼らのうちのある者たちは、「悪霊どものかしらベルゼブルによって、悪霊どもを追い出しているのだ」と言った。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
兄弟たちの告発者
サタンは、「兄弟たちの告発者」という称号を持ちます。
サタンは、神の御前に出て、信者の罪やイスラエルの罪を訴えます。ヨブに関する神とサタンの会話に見られる通りです。
ちなみに、サタンがどんなに告発しようとも、大祭司イエス・キリストが弁護して下さいます。
黙示録 12:10
12:10 私は、大きな声が天でこう言うのを聞いた。 「今や、私たちの神の救いと力と王国と、 神のキリストの権威が現れた。 私たちの兄弟たちの告発者、 昼も夜も私たちの神の御前で訴える者が、 投げ落とされたからである。
新日本聖書刊行会 翻訳. 新約聖書 新改訳2017 (新改訳聖書センター) (p. 1058). (Function). Kindle Edition.引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヨブ記 1:9~11
1:9 サタンは主に答えた。「ヨブは理由もなく神を恐れているのでしょうか。 10 あなたが、彼の周り、彼の家の周り、そしてすべての財産の周りに、垣を巡らされたのではありませんか。あなたが彼の手のわざを祝福されたので、彼の家畜は地に増え広がっているのです。 11 しかし、手を伸ばして、彼のすべての財産を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヨブ記 2:4~5
2:4 サタンは主に答えた。「皮の代わりは、皮をもってします。自分のいのちの代わりには、人は財産すべてを与えるものです。 5 しかし、手を伸ばして、彼の骨と肉を打ってみてください。彼はきっと、面と向かってあなたを呪うに違いありません。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ゼカリヤ書 3:1~2
3:1 主は、主の使いの前に立っている大祭司ヨシュアを私にお見せになった。サタンが彼を訴えようとしてその右手に立っていた。 2 主はサタンに言われた。「サタンよ、主がおまえをとがめる。エルサレムを選んだ主が、おまえをとがめる。この者は、火から取り出した燃えさしではないか。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
試みる者・誘惑する者
サタンは、「試みる者」や「誘惑する者」という称号を持ちます。
共にギリシア語は「ペイラゾン」で、「試みる」「誘惑する」言う意味です。継続的なニュアンスがあります。
マタイの福音書 4:3
4:3 すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、これらの石がパンになるように命じなさい。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第一テサロニケ人への手紙 3:5
3:5 そういうわけで、私ももはや耐えられなくなって、あなたがたの信仰の様子を知るために、テモテを遣わしたのです。それは、誘惑する者があなたがたを誘惑して、私たちの労苦が無駄にならないようにするためでした。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
惑わす者
サタンは、「惑わす者」という称号を持ちます。
ギリシア語は「プラノン」 で、「惑わす」と言う意味です。継続的なニュアンスがあります。
黙示録 12:9
12:9 こうして、その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
サタンの動物的な呼び名は?
サタンは、動物に例えられることがあります。
(1) 蛇
(2) 竜
(3) ほえたける獅子
蛇
サタンは、蛇に例えられることがあります。
サタンの狡猾さが強調されています。
創世記 3:1~2, 4
3:1 さて蛇は、神である主が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。「園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。」
2 女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。
4 すると、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
創世記 3:13~14
13 神である主は女に言われた。「あなたは何ということをしたのか。」女は言った。「蛇が私を惑わしたのです。それで私は食べました。」 14 神である主は蛇に言われた。 「おまえは、このようなことをしたので、 どんな家畜よりも、 どんな野の生き物よりものろわれる。 おまえは腹這いで動き回り、 一生、ちりを食べることになる。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第二コリント人への手紙 11:3
11:3 蛇が悪巧みによってエバを欺いたように、あなたがたの思いが汚されて、キリストに対する真心と純潔から離れてしまうのではないかと、私は心配しています。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:9
12:9 こうして、その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:15
12:15 すると蛇はその口から、女のうしろへ水を川のように吐き出し、彼女を大水で押し流そうとした。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 20:2
20:2 彼は、竜、すなわち、悪魔でありサタンである古い蛇を捕らえて、これを千年の間縛り、
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
竜
サタンは「竜」に例えられることがあります。
「竜」はギリシア語で、「ドラゴン」で、文字通り「竜」を意味します。サタンの、力強さ、激しさが強調されています。
黙示録 12:3~4
12:3 また、別のしるしが天に現れた。見よ、炎のように赤い大きな竜。それは、七つの頭と十本の角を持ち、その頭に七つの王冠をかぶっていた。4 その尾は天の星の三分の一を引き寄せて、それらを地に投げ落とした。また竜は、子を産もうとしている女の前に立ち、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:7
12:7 さて、天に戦いが起こって、ミカエルとその御使いたちは竜と戦った。竜とその使いたちも戦ったが、
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:9
12:9 こうして、その大きな竜、すなわち、古い蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれる者、全世界を惑わす者が地に投げ落とされた。また、彼の使いたちも彼とともに投げ落とされた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:13
12:竜は、自分が地へ投げ落とされたのを知ると、男の子を産んだ女を追いかけた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 12:17
12:17 すると竜は女に対して激しく怒り、女の子孫の残りの者、すなわち、神の戒めを守り、イエスの証しを堅く保っている者たちと戦おうとして出て行った。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ほえたける獅子
サタンは、「ほえたける獅子」に例えられます。
サタンの破壊的な性質を強調しています。
第一ペテロの手紙 5:8
5:8 身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
さて、続いては、聖書の中から、サタンに関する言及を確認していきましょう。
聖書でのサタンの言及は?
サタンは、福音書中、29回言及されています。
そのうちの25回はイエス・キリスト自身が語られました。
マタイの福音書 4:10
4:10 そこでイエスは言われた。「下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マルコの福音書 3:26
3:26 もし、サタンが自らに敵対して立ち、分裂したら、立ち行かずに滅んでしまい引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ルカの福音書 13:16
13:16 この人はアブラハムの娘です。それを十八年もの間サタンが縛っていたのです。安息日に、この束縛を解いてやるべきではありませんか。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヨハネの福音書 12:31
12:31 今、この世に対するさばきが行われ、今、この世を支配する者が追い出されます。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
サタンは、旧約聖書では7つの書、新約聖書では19の書で言及されています。
以下は書簡のリストです。
旧約聖書:サタンに言及の7書
1. 創世記
2. 第一歴代誌
3. ヨブ記
4. 詩篇
5. イザヤ書
6. エゼキエル書
7. ゼカリヤ書
新約聖書:サタンに言及の19書
1. マタイの福音書
2. マルコの福音書
3. ルカの福音書
4. ヨハネの福音書
5. 使徒の働き
6. ローマ人への手紙
7. 第一コリント人への手紙
8. 第二コリント人への手紙
9. エペソ人への手紙
10. 第一テサロニケ人への手紙
11. 第二テサロニケ人への手紙
12. 第一テモテへの手紙
13. 第二テモテへの手紙
14. ヘブル人への手紙
15. ヤコブの手紙
16. 第一ペテロの手紙
17. 第一ヨハネの手紙
18. ユダの手紙
19. 黙示録
「サタンの存在」のまとめ
この記事は、サタン論 (1) サタンの存在・名称 を取り上げました。
具体的には、以下の7項目です。
❶ サタンの存在
❷ サタンの名称(名前)
❸ サタンの称号(タイトル)
❹ サタンの動物的な呼び名
❺ 聖書でのサタンの言及
❻ 「サタンの存在・名称」のまとめ
サタンが存在するという事実は、数々の聖書箇所を通して裏付けされています。特に福音書の中では、イエス・キリストご自身がサタンについて25回も言及しているのです。
聖書中でサタンは、名称(名前)や称号(タイトル)、そして動物的呼び名で書かれています。それらの呼び名を、語源であるヘブル語やギリシア語から学んだので、より深い知識が与えられたと思います。
多岐にわたる呼び名をしっかり押さえれば、今後、聖書中のサタンに関する言及を見落とすことはなくなるはずです。
この記事を通して、サタンの存在、特に名称に関して正しい理解が与えられたでしょうか。
あなたの信仰生活に、なんらかのお役に立てれば幸いです。
次回は、「サタン論 (2) サタンの起源・堕落」をご一緒に学んでいきましょう。
この記事の参考資料
- 書籍 聖書が教える霊的戦い——神の国と悪魔の国の葛藤
中川健一著
ハーベスト・タイム・ミニストリーズ - ハーベスト聖書塾 神学講座4(聖書塾生専用教材)より
講師:中川健一
ハーベスト・タイム・ミニストリーズ
書籍 聖書が教える霊的戦いは、以下のリンクから購入可能です。
・日本版 ハーベストタイムミニストリーズ オンラインショップ https://harvestshop.net/jp/
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