天使論は、「天使・サタン・悪霊論シリーズ」のひとつです。
天使論では、以下の4記事に分けて学んでいきます。
天使の働きは多岐にわたるので、前編と後編に分けてあります。前編ではすでに4項目を学びました。
この記事では、天使論 (4) 天使の働き:後編を取り上げます。
具体的な内容は、以下の5項目です。
❶ 信者に対する天使の働き
❷未信者に対する天使の働き
❸ 諸国に対する天使の働き
❹ 天使に対する正しい姿勢
❺ 天使の働き:後編のまとめ
引用聖句は、必要に応じ、アコーディオン機能(▼)をクリックしてお読み下さい。聖句内の重要な用語は太字表示してあります。
信者に対する天使の働き
信者に対する天使の働きとしては、以下の6点があげられます。
(1) 信者の救い
(2) 信者の守り(旧約)
(3) 信者の守り(新約)
(4) 信者の導き
(5) 信者の召天
(6) 地域教会
信者の救い
天使たちは、罪人が悔い改めて救われる時、その喜びをあらわします。
ルカの福音書 15:10
15:10 あなたがたに言います。それと同じように、一人の罪人が悔い改めるなら、神の御使いたちの前には喜びがあるのです。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
信者の守り(旧約)
旧約聖書には、信者が天使たちによって守られることが言及されています。
詩篇 34:7
34:7主の使いは 主を恐れる者の周りに陣を張り 彼らを助け出される。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
詩篇 91:11
91:11主が あなたのために御使いたちに命じて あなたのすべての道で あなたを守られるからだ。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
創世記 19:1〜22
19:1 その二人の御使いは、夕暮れにソドムに着いた。ロトはソドムの門のところに座っていた。ロトは彼らを見ると、立ち上がって彼らを迎え、顔を地に付けて伏し拝んだ。 2 そして言った。「ご主人がた。どうか、このしもべの家に立ち寄り、足を洗って、お泊まりください。そして、朝早く旅を続けてください。」すると彼らは言った。「いや、私たちは広場に泊まろう。」 3 しかし、ロトがしきりに勧めたので、彼らは彼のところに立ち寄り、家の中に入った。ロトは種なしパンを焼き、彼らのためにごちそうを作った。こうして彼らは食事をした。
4 彼らが床につかないうちに、その町の男たち、ソドムの男たちが若い者から年寄りまで、その家を取り囲んだ。すべての人が町の隅々からやって来た。 5 そして、ロトに向かって叫んだ。「今夜おまえのところにやって来た、あの男たちはどこにいるのか。ここに連れ出せ。彼らをよく知りたいのだ。」 6 ロトは戸口にいる彼らのところへ出て行き、自分の背後の戸を閉めた。 7 そして言った。「兄弟たちよ、どうか悪いことはしないでください。 8 お願いですから。私には、まだ男を知らない娘が二人います。娘たちをあなたがたのところに連れて来ますから、好きなようにしてください。けれども、あの人たちには何もしないでください。あの人たちは、私の屋根の下に身を寄せたのですから。」 9 しかし、彼らは言った。「引っ込んでいろ。」そして言った。「こいつはよそ者のくせに、さばきをするのか。さあ、おまえを、あいつらよりもひどい目にあわせてやろう。」彼らはロトのからだに激しく迫り、戸を破ろうと近づいた。 10 すると、あの人たちが手を伸ばして、ロトを自分たちのいる家の中に引き入れて、戸を閉めた。 11 家の戸口にいた者たちは、小さい者から大きい者まで目つぶしをくらったので、彼らは戸口を見つけようとする力も萎えた。 12 その人たちはロトに言った。「ほかにだれか、ここに身内の者がいますか。あなたの婿や、あなたの息子、娘、またこの町にいる身内の者をみな、この場所から連れ出しなさい。 13 私たちは、この場所を滅ぼそうとしています。彼らの叫びが主の前に大きいので、主はこの町を滅ぼそうと、私たちを遣わされたのです。」 14 そこで、ロトは出て行き、娘たちを妻にしていた婿たちに告げた。「立って、この場所から出て行きなさい。主がこの町を滅ぼそうとしておられるから。」しかし、彼の婿たちには、それは悪い冗談のように思われた。
15 夜が明けるころ、御使いたちはロトをせき立てて言った。「さあ立って、あなたの妻と、ここにいる二人の娘を連れて行きなさい。そうでないと、あなたはこの町の咎のために滅ぼし尽くされてしまいます。」 16 彼はためらっていた。するとその人たちは、彼の手と彼の妻の手と、二人の娘の手をつかんだ。これは、彼に対する主のあわれみによることである。その人たちは彼を連れ出し、町の外で一息つかせた。 17 彼らを外に連れ出したとき、その一人が言った。「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。この低地のどこにも立ち止まってはならない。山に逃げなさい。そうでないと滅ぼされてしまうから。」 18 ロトは彼らに言った。「主よ、どうか、そんなことになりませんように。 19 ご覧ください。このしもべはあなたのご好意を受けました。そしてあなたは私に大きな恵みを施してくださり、私のいのちを生かしてくださいました。しかし、私は山にまで逃げることはできません。おそらく、わざわいが追いついて、私は死ぬでしょう。 20 ご覧ください。あそこの町は逃れるのに近く、しかもあんなに小さい町です。どうか、あそこに逃げさせてください。あんなに小さいではありませんか。私のいのちを生かしてください。」 21 その人は彼に言った。「よろしい。わたしはこのことでも、あなたの願いを受け入れ、あなたの言うあの町を滅ぼさない。 22 急いであそこへ逃れなさい。あなたがあそこに着くまでは、わたしは何もできないから。」それゆえ、その町の名はツォアルと呼ばれた。引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
創世記 32:1〜2
32:1 さて、ヤコブが旅を続けていると、神の使いたちが彼に現れた。 2 ヤコブは彼らを見たとき、「ここは神の陣営だ」と言って、その場所の名をマハナイムと呼んだ。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第一列王記 19:5~6 (預言者エリヤ)
19:5 彼がエニシダの木の下で横になって眠っていると、見よ、一人の御使いが彼に触れ、「起きて食べなさい」と言った。 6 彼が見ると、見よ、彼の頭のところに、焼け石で焼いたパン菓子一つと、水の入った壺があった。彼はそれを食べて飲み、再び横になった。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第二列王記 6:17
6:17 そして、エリシャは祈って主に願った。「どうか、彼の目を開いて、見えるようにしてください。」主がその若者の目を開かれたので、彼が見ると、なんと、火の馬と戦車がエリシャを取り巻いて山に満ちていた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ダニエル書 3:24~28
3:24 そのとき、ネブカドネツァル王は驚いて急に立ち上がり、顧問たちに尋ねた。「われわれは三人の者を縛って火の中に投げ込んだのではなかったか。」彼らは王に答えた。「王様、そのとおりでございます。」 25 すると王は言った。「だが、私には、火の中を縄を解かれて歩いている四人の者が見える。しかも彼らは何の害も受けていない。第四の者の姿は神々の子のようだ。」 26 それから、ネブカドネツァルは火の燃える炉の口に近づいて言った。「シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ、いと高き神のしもべたちよ、出て来なさい。」そこで、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは火の中から出た。 27 太守、長官、総督、王の顧問たちが集まり、三人を見たが、火は彼らのからだに及んでおらず、髪の毛も焦げず、上着も以前と変わらず、火の臭いも彼らに移っていなかった。 28 ネブカドネツァルは言った。「ほむべきかな、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴの神。神は御使いを送って、このしもべたちを救い出された。王の命令に背いて、自分たちのからだを差し出しても神に信頼し、自分たちの神のほかはどんな神にも仕えず、また拝まないこの者たちを。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ダニエル書 6:22
6:22 私の神が御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の危害も加えませんでした。それは、神の前に私が潔白であることが認められたからです。王よ、あなたに対しても、私は何も悪いことはしていません。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
信者の守り(新約)
新約聖書には、信者が天使たちによって守られることが言及されています。
マタイの福音書 18:10
18:10 あなたがたは、この小さい者たちの一人を軽んじたりしないように気をつけなさい。あなたがたに言いますが、天にいる、彼らの御使いたちは、天におられるわたしの父の御顔をいつも見ているからです。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヘブル人への手紙 1:14
1:14 御使いはみな、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになる人々に仕えるために遣わされているのではありませんか。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
使徒の働き 5:17~20
5:17 そこで、大祭司とその仲間たち、すなわちサドカイ派の者たちはみな、ねたみに燃えて立ち上がり、 18 使徒たちに手をかけて捕らえ、彼らを公の留置場に入れた。 19 ところが、夜、主の使いが牢の戸を開け、彼らを連れ出し、 20 「行って宮の中に立ち、人々にこのいのちのことばをすべて語りなさい」と言った。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
使徒の働き 12:6~11
12:6 ヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれて、二人の兵士の間で眠っていた。戸口では番兵たちが牢を監視していた。 7 すると見よ。主の使いがそばに立ち、牢の中を光が照らした。御使いはペテロの脇腹を突いて彼を起こし、「急いで立ち上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。 8 御使いは彼に言った。「帯を締めて、履き物をはきなさい。」ペテロがそのとおりにすると、御使いはまた言った。「上着を着て、私について来なさい。」 9 そこでペテロは外に出て、御使いについて行った。彼には御使いがしていることが現実とは思えず、幻を見ているのだと思っていた。 10 彼らが、第一、第二の衛所を通り、町に通じる鉄の門まで来ると、門がひとりでに開いた。彼らは外に出て、一つの通りを進んで行った。すると、すぐに御使いは彼から離れた。 11 そのとき、ペテロは我に返って言った。「今、本当のことが分かった。主が御使いを遣わして、ヘロデの手から、またユダヤの民のすべてのもくろみから、私を救い出してくださったのだ。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
信者の導き
天使たちは、信者を励ましながら導きます。
マタイの福音書 1:20~21
1:20 彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。 21 マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
使徒の働き 8:26
8:26 さて、主の使いがピリポに言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」そこは荒野である。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
使徒の働き 10:3~8
10:3 ある日の午後三時ごろ、彼は幻の中で、はっきりと神の御使いを見た。その御使いは彼のところに来て、「コルネリウス」と呼びかけた。 4 彼は御使いを見つめていたが、恐ろしくなって言った。「主よ、何でしょうか。」すると御使いは言った。「あなたの祈りと施しは神の御前に上って、覚えられています。 5 さあ今、ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれているシモンという人を招きなさい。 6 その人は、シモンという皮なめし職人のところに泊まっています。その家は海辺にあります。」 7 御使いが彼にこう語って立ち去ると、コルネリウスはしもべたちのうち二人と、彼の側近の部下のうち敬虔な兵士一人を呼び、 8 すべてのことを説明して、彼らをヤッファに遣わした。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
使徒の働き 11:13~14
11:13 すると、その人は、御使いが自分の家の中に立っているのを見たこと、そして次のように語ったことを私たちに話してくれました。『ヤッファに人を遣わして、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。 14 その人が、あなたとあなたの家の者たち全員を救うことばを、あなたに話してくれます。』
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
使徒の働き 27:23~25
27:23 昨夜、私の主で、私が仕えている神の御使いが私のそばに立って、 24 こう言ったのです。『恐れることはありません、パウロよ。あなたは必ずカエサルの前に立ちます。見なさい。神は同船している人たちを、みなあなたに与えておられます。』 25 ですから、皆さん、元気を出しなさい。私は神を信じています。私に語られたことは、そのとおりになるのです。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
信者の召天
信者が召される時には、天使たちが付き添います。
ルカの福音書 16:22
16:22 しばらくして、この貧しい人は死に、御使いたちによってアブラハムの懐に連れて行かれた。金持ちもまた、死んで葬られた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
地域教会
地域教会には、信者だけでなく未信者も集っていることが一般的です。その地域教会は、天使によって守り導かれています。(参考聖句箇所は、黙示録 2~3章です。)
未信者に対する天使の働きは?
未信者に対する天使の働きは、以下の2点です。
(1) 裁きの宣言
(2) 裁きの実施(旧約)
(3) 裁きの実施(新約)
裁きの宣言
天使たちによって、裁きが宣言されます。
創世記 19:12~13
19:12 その人たちはロトに言った。「ほかにだれか、ここに身内の者がいますか。あなたの婿や、あなたの息子、娘、またこの町にいる身内の者をみな、この場所から連れ出しなさい。 13 私たちは、この場所を滅ぼそうとしています。彼らの叫びが主の前に大きいので、主はこの町を滅ぼそうと、私たちを遣わされたのです。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 14:6~7
14:6 また私は、もう一人の御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は地に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、言語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。 7 彼は大声で言った。「神を恐れよ。神に栄光を帰せよ。神のさばきの時が来たからだ。天と地と海と水の源を創造した方を礼拝せよ。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
裁きの実施(旧約)
旧約聖書には、天使が裁きを実行することが言及されています。
出エジプト記 12:23
12:23 主はエジプトを打つために行き巡られる。しかし、鴨居と二本の門柱にある血を見たら、主はその戸口を過ぎ越して、滅ぼす者があなたがたの家に入って打つことのないようにされる。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
第二サムエル記 24:16
24:16 御使いは、エルサレムを滅ぼそうと手を伸ばした。主はわざわいを下すことを思い直し、民を滅ぼす御使いに言われた。「もう十分だ。手を引け。」主の使いは、エブス人アラウナの打ち場の傍らにいた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
エゼキエル書 9:1~8
9:1 この方は私の耳に大声で叫ばれた。「破壊する武器をそれぞれ手に持った、この都を罰する者たちを連れて来い。」 2 見ると、六人の男が、それぞれ打ち壊す武器を手に持って、北に面する上の門を通ってやって来た。もう一人の人が、亜麻布の衣をまとい、腰には書記の筆入れを付けて、彼らの中にいた。彼らは入って来て、青銅の祭壇のそばに立った。 3 ケルビムの上にあったイスラエルの神の栄光が、ケルビムから立ち上り、神殿の敷居へ向かっていた。 腰に書記の筆入れを付け、亜麻布の衣をまとっている者を呼び寄せて、 4 主は彼にこう言われた。「都の中、エルサレムの中を行き巡り、ここで行われているすべての忌み嫌うべきことを嘆き悲しんでいる人々の額に、しるしをつけよ。」 5 また、私が聞いていると、ほかの者たちに主はこう言われた。「この者の後について都の中を行き巡って、打ち殺せ。あわれみをかけてはならない。惜しんではならない。 6 年寄りも、若い男も、若い娘も、幼子も、女たちも殺して滅ぼせ。しかし、しるしが付けられた者には、だれにも近づいてはならない。まず、わたしの聖所から始めよ。」そこで、彼らは神殿の前にいた老人たちから始めた。 7 それから主は彼らに言われた。「神殿を汚し、庭を刺し殺された者で満たせ。さあ、行け。」彼らは出て行って、都の中で打ち殺した。 8 彼らが打ち殺しているとき、私だけが残された。私はひれ伏して叫んだ。「ああ、神、主よ。あなたはエルサレムの上にあなたの憤りを注ぎ出し、イスラエルの残りの者たちを、ことごとく滅ぼされるのですか。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
裁きの実施(新約)
新約聖書には、天使が裁きを実行することが言及されています。
使徒の働き 12:23
12:23 すると、即座に主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫に食われて、息絶えた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 8:1~2
8:1 子羊が第七の封印を解いたとき、天に半時間ほどの静けさがあった。 2 それから私は、神の御前に立っている七人の御使いたちを見た。彼らに七つのラッパが与えられた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 8:6
8:6 また、七つのラッパを持った七人の御使いたちは、ラッパを吹く用意をした。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 16:1
16:1 また私は、大きな声が神殿から出て、七人の御使いに、「行って、七つの鉢から神の憤りを地に注げ」と言うのを聞いた。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マタイの福音書 13:39~42
13:39 毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、収穫は世の終わり、刈る者は御使いたちです。 40 ですから、毒麦が集められて火で焼かれるように、世の終わりにもそのようになります。 41 人の子は御使いたちを遣わします。彼らは、すべてのつまずきと、不法を行う者たちを御国から取り集めて、 42 火の燃える炉の中に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
マタイの福音書 13:49~50
13:49 この世の終わりにもそのようになります。御使いたちが来て、正しい者たちの中から悪い者どもをより分け、 50 火の燃える炉に投げ込みます。彼らはそこで泣いて歯ぎしりするのです。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
諸国に対する天使の働き
諸国に対する天使の働きには、以下の2つがあります。
(1) 諸国の統治者としての働き
(2) ある国の統治者への働き
諸国の統治者としての働き
諸国の統治者として、天使長が立てられています。
その天使長たちの上にたつのが、イスラエルを担当している天使長ミカエルです。
ダニエル書 10:21
10:21 しかし、真理の書に記されていることを、あなたに知らせよう。私とともに奮い立って、彼らに立ち向かう者は、あなたがたの君ミカエルのほかにはいない。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ダニエル書 12:1
12:1 その時、あなたの国の人々を守る大いなる君 ミカエルが立ち上がる。 国が始まって以来その時まで、 かつてなかったほどの苦難の時が来る。 しかしその時、あなたの民で、 あの書に記されている者はみな救われる。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ある国の統治者への働き
天使は、ある国の人間の統治者と密接に関係して働くことがあります。 代表的な例は、バビロンの王やツロの君主です。
イザヤ書 14:3~11
14:3 主が、あなたの痛み、あなたへの激しい怒りを除き、あなたに負わせた過酷な労役を解いて、あなたを憩わせる日に、 4 あなたはバビロンの王について、このような嘲りの歌を歌って言う。 「虐げる者はどのようにして果てたのか。 横暴はどのようにして終わったのか。 5 主が悪しき者の杖を、 支配者の笏を折られたのだ。 6 彼は激怒して諸国の民を討ち、 絶え間なく彼らを討ち、 怒って国々を容赦なく 虐げて支配したものだったが。 7 全地は安らかに憩い、 喜びの歌声をあげる。 8 もみの木もレバノンの杉も、 おまえのことを喜ぶ。 『おまえが倒れ伏したときから、 もう私たちを切り倒す者は上って来ない。』 9 よみは、下界で おまえが来るのを迎えようとざわめき、 死者の霊たち、 地のすべての指導者たちを揺り起こし、 国々のすべての王を その王座から立ち上がらせる。 10 彼らはみな、おまえに告げる。 『おまえもまた、私たちのように弱くされ、 私たちに似た者になった。』 11 おまえの誇り、 おまえの琴の音はよみに落とされ、 おまえの下には、うじ虫が敷かれ、 虫けらがおまえの覆いとなる。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
イザヤ書 14:15~20
14:15 だが、おまえはよみに落とされ、 穴の底に落とされる。 16 おまえを見る者は、おまえを見つめ、 おまえについて思いを巡らす。 『この者が、地を震えさせ、王国を震え上がらせ、 17 世界を荒野のようにし、町々を壊し、 捕虜たちを家に帰さなかった者なのか。』 18 諸国のすべての王たちはみな、 それぞれ自分の墓で、尊ばれて眠っている。 19 しかしおまえは、忌み嫌われる枝のように、 墓の外に投げ捨てられる。 剣で刺し殺された者たちで、おまえはおおわれ、 屍のように、墓穴に下る者たちに踏みつけられる。 20 おまえは墓の中で彼らとともになることはない。 自分の地を滅ぼし、自分の民を虐殺したからだ。 悪を行う者どもの子孫は 永久に、その名を呼ばれることはない。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
エゼキエル書 28:1~10
28:1 次のような主のことばが私にあった。 2 「人の子よ、ツロの君主に言え。 神である主はこう言われる。 あなたの心は高ぶり、『私は神だ。 海の真ん中で神の座に着いている』と言った。 あなたは自分の心を神のように見なしたが、 あなたは人であって、神ではない。 3 あなたはダニエルよりも知恵があり、 どんな秘密もあなたに隠されていない。 4 あなたは自分の知恵と英知によって富を築き、 金や銀を宝物倉に蓄えた。 5 商いに多くの知恵を使って富を増し、 あなたの心は富のゆえに高ぶった。 6 それゆえ、神である主はこう言う。 あなたは自分の心を神の心のように見なした。 7 それゆえ、 わたしは諸国の中で最も横暴な他国人を 連れて来て、あなたを攻めさせる。 あなたの知恵の麗しさに向かって 彼らは剣を抜き、 あなたのまばゆい輝きを汚し、 8 あなたを滅びの穴に投げ入れる。 あなたは海のただ中で 刺し殺された者の死を遂げる。 9 それでもあなたは、自分を殺す者の前で 『私は神だ』と言うのか。 あなたを刺し殺す者たちの手の中にあって、 あなたは、人であり、神ではない。 10 あなたは他国人の手によって 無割礼の者として死ぬ。 わたしがこれを語ったからだ。 ──神である主のことば。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
天使に対する正しい姿勢は?
人は、天使の出現に対して恐れおののき、とっさに礼拝したくなるようです。ですが、天使は自らを仕える者であり礼拝されるべき者でないと言っています。
ですから、天使にたいする正しい姿勢としては、天使の働きに感謝するということになります。もちろん、天使を遣わしてくださる神に対し、感謝を捧げ礼拝することは言うまでもありません。
ダニエル書 8:16~17
8:16 私は、ウライ川の中ほどから「ガブリエルよ、この人にその幻を理解させよ」と呼びかけている人の声を聞いた。 17 彼は私が立っているところに来た。彼が来たとき、私はおびえて、ひれ伏した。すると彼は私に言った。「悟れ、人の子よ。その幻は終わりの時のことである。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ダニエル書 10:1~9
10:1 ペルシアの王キュロスの第三年に、ベルテシャツァルと名づけられていたダニエルに、あることばが示された。そのことばは真実で、大きな戦のことであった。彼はそのことばを理解し、その幻について悟った。 2 そのころ、私ダニエルは、三週間の喪に服していた。 3 満三週間、ごちそうも食べず、肉もぶどう酒も口にせず、また身に油も塗らなかった。
4 第一の月の二十四日に、私はティグリスという大きな川の岸にいた。 5 私は目を上げた。見ると、そこに一人の人がいて、亜麻布の衣をまとい、腰にウファズの金の帯を締めていた。 6 そのからだは緑柱石のようで、顔は稲妻のよう、目は燃えるたいまつのようであった。また、腕と足は磨き上げた青銅のようで、彼の語る声は群衆の声のようであった。 7 この幻は、私ダニエル一人だけが見て、私と一緒にいた人たちはその幻を見なかった。しかし彼らは大きな恐怖に襲われ、身を隠して逃げ去った。 8 私は一人残ってこの大きな幻を見た。内からは力が抜け、顔の輝きも一変して、力も保てなくなった。 9 私は彼の語る声を聞いた。彼の語る声を聞きながら、顔を伏せて地に倒れ、深い眠りに陥った。引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
ヘブル人への手紙 1:14
1:14 御使いはみな、奉仕する霊であって、救いを受け継ぐことになる人々に仕えるために遣わされているのではありませんか。
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 19:10
19:10 私は御使いの足もとにひれ伏して、礼拝しようとした。すると、御使いは私に言った。「いけません。私はあなたや、イエスの証しを堅く保っている、あなたの兄弟たちと同じしもべです。神を礼拝しなさい。037イエスの証しは預言の霊なのです。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
黙示録 22:9
22:9 すると、御使いは私に言った。「いけません。私はあなたや、預言者であるあなたの兄弟たち、この書のことばを守る人々と同じしもべです。神を礼拝しなさい。」
引用元:聖書新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
天使の働き(後編)のまとめ
この記事では、天使論 (4) 天使の働き:後編を取り上げました。具体的には、以下の5項目です。
❶ 信者に対する天使の働き
❷未信者に対する天使の働き
❸ 諸国に対する天使の働き
❹ 天使に対する正しい姿勢
❺天使の働き:後編のまとめ
天使たちは、信者の救いを喜び、守り、導き、召天の際にも付き添います。また地域教会も、天使によって守り導かれています。
未信者に対しては、迫り来る裁きを宣言し、神の命令のもとに裁きを執行します。旧約から新約に至るまで、その働きは一貫しています。
諸国に対しては、天使長が各国の統治者として立てられており、またある国の人間の統治者と密接に関係して働くことがあります。
天使は礼拝されるべき存在ではなく、神と信者に仕える者です。天使の働きに感謝しつつ、天使を遣わしてくださる神を礼拝することが、私たちの正しい姿勢です。
この記事を通して、天使の働きに関して正しい理解が与えられたでしょうか。
あなたの信仰生活に、なんらかのお役にたてれば幸いです。
次回は、「サタン論 (1) サタンの存在」をご一緒に学んでいきましょう。
この記事の参考資料
- 書籍 聖書が教える霊的戦い——神の国と悪魔の国の葛藤
中川健一著
ハーベスト・タイム・ミニストリーズ - ハーベスト聖書塾 神学講座4(聖書塾生専用教材)より
講師:中川健一
ハーベスト・タイム・ミニストリーズ
書籍 聖書が教える霊的戦いは、以下のリンクから購入可能です。
・日本版 ハーベストタイムミニストリーズ オンラインショップ https://harvestshop.net/jp/
・U.S.A版 HarvestTime Ministries U.S.A. Online Shop https://harvestshop.net/us/
・デジタル版 Harvest Degital Shop(ダウンロード専用教材) https://harvestdigital.shop/

